PREVIOUS POST
各メディアで取り上げられたココアパウダーの取り扱いに...
2020.02.04
皆さま、こんにちは。カカオハンターの小方真弓です。少しずつ国内での緊急事態宣言が解除され、ゆるやかに緊張がとけてきたように感じております。5月はほとんど日本にいたことがないので、こういった状況ではありますが、新緑の季節の眩さをこれまでとは違う形で感じております。
この時期、メキシコのカカオ産地では収穫期を迎えるところがあり、以前は良く友人の農園を訪れました。メキシコもコロンビアのように、チョコレートを「飲む」文化が残っています。 友人の農園では伝統的なスタイルのチョコレート作りを訪れる方々に披露していて、私も一度体験させて頂いたことがありました。
カカオ豆は発酵せずに洗って乾かしたものを用意。コマル(comal)と呼ばれるテラコッタでできた昔ながらの円形の皿の上にカカオ豆を並べ、薪の直火で焼いていきます。こんがり焼き 上げたカカオ豆は皮を取り除き、石でできたメタテ(metate)と棒(mano)ですりつぶしていきます。

その昔は滋養強壮ドリンクでもあったチョコレート。それゆえ、主食として食されていたトウモロコシを炒ったその粉もしばしば加えられていました。また香りをつけるのにハーブなども用いられていましたが、中でも私が好きなのは「5月の花(flor de Mayo)」と呼ばれる甘い香りの花。この花、お花の詳しい方ならばピンと来る方もいらっしゃるのでは? 可憐なその花は日本で“プルメリア”と呼ばれているもので、良くハワイやタヒチでレイに好んで使われているあの花です。これを炒ったカカオ豆を挽くときに少し加えると、とてもエレガントな香りが広がるのです。お砂糖を加えなくても、甘い花の香りが苦味を緩和しておいしく頂けます。スパイスを加えたり、はちみつや花を加えたり、昔飲まれていたチョコレートはその土地で採れる食材を加えて、まるで料理のように自由につくられていたのだなと感じます。

カカオハンター®︎ 小方真弓
カカオやチョコレートの楽しいお話し、カカオ産地からのよもやま話などを、カカオハンター小方真弓がお届けしております。ぜひご登録ください。