明けましておめでとうございます。昨年1年間沢山の応援を頂き、誠にありがとうございました。

5年ぶりの日本でのお正月にも関わらず、大晦日から昨日まで色々なことを考え過ぎて、結局殆ど食事が喉を通らない日々を過ごしていました。

考えている中で思い出すのは、10年前の9月です。その年、南米コロンビアで今の経営者たちと出会ったことで、私の人生は大きく変わりました。3人の当時30歳のコロンビア人は、CACAO DE COLOMBIA S.A.S.というカカオ豆輸出のベンチャー会社を自国で立ち上げ、パートナーとなる技術者を探していました。丁度その頃、私は写真左のナチョさんと東京で出会い、他の2名とコロンビアのカカオ産地で合流し、初対面を果たしました。

その時彼らのチームに誘われるも、まだコロンビアという国を良く知らない、スペイン語も話せない私は一度考えさせて欲しいと伝えて、日本に帰ってきました。

ですが帰国後、前回行けなかった地域がどうしても気になり、4ヶ月後の2010年正月明けに再びコロンビアに戻り、今度はナチョさんと山の中に入って行って、探していた、それもほぼ野生のカカオを見つけたのです。

その時ですね。自分を支配するような感覚にとらわれ、人生を変えてまでチーム入りすることを決めたのは。あんなカカオに出会ったら、それ以外の選択肢が自分の中で見つからなかったんです。

初めてコロンビアに行ったのが35歳、チーム入りを決断したのが36歳のとき。若いとは言い難い歳でしたが、それでもそれから9年は我武者羅に走り続けました。気がついたらもう、簡単に言い訳を口に出来ないような歳ですよ😅

今年はもっと皆様にカカオの「楽しい」をお届けしたいと思います。帰国時のセミナーは残念ながら少なくなると思いますが、その代わりこれまで以上に多くの方々に楽しんで頂けるかたちを作っていこうと思います。

本年もどうぞ宜しく、お願い申し上げます🙂