Cacao Amigos/セミナー コラボ 販売代理店

2021.03.22

Stories 

カカオの花

カカオの花

桜の季節です。ソメイヨシノにヤエザクラ、シダレザクラにヤマザクラ。白色の花弁、淡い紅色から濃い紅色まで、可憐で美しい姿を目にするようになりました。

1本の木に沢山の花を咲かせる姿が圧巻の桜。樹齢も長く、中には推定1,000年以上の時を経て、今なお咲き続ける大樹もあるとか。そんな桜と比べるともっと小さな世界になってしまいますが、カカオの花だって可憐で可愛らしいものです。

花が開いたそのサイズは、とっても小さく親指から人差し指の爪くらい。正面から見ると5枚の萼片が星のような可愛い形をしていて、その中央からは(一般的には)濃紫色の仮雄しべが5本長く突き出ています。横から見ると一目瞭然。そして仮雄しべよりほんの少し短い、白く艶のあるものが中心からスッと伸びているのが見られます。これが雌しべ。横から見て内側に丸まっている部分が5枚の花弁で、ほんの少しだけある花粉は、とても大事そうにこの花弁の中に包まれているのです。

こんな小さなカカオの花のとっても細い雌しべの先端に、これまた小さな虫たちが運んできた花粉が付くといよいよ受粉です。カカオの花の不思議なところは、受粉した雌しべから可愛らしいペン先程のベイビーカカオが生まれ、その実が半年するとあのラグビーボールのような、大きくて重たいカカオの実に成長するのです。何という生命力!

もう1つ特徴的なことは、花がみんな下を向いていること。まるで地面に向かうかのように、小さな花々が一か所から集まっては咲き、また別の場所から集まっては咲き、と1本の木の中でカカオの花のコロニーのようなものを形成するのです。

小さいのに生命力に溢れているカカオの花ですが、その命はとても短く、開花して48時間程度で受粉できないと萎んでいってしまうのです。とっても不思議なカカオの花。シーズンには緑の葉に包まれた農園に、白や紅色の色彩が花開くのです。

カカオハンター®︎ 小方真弓

インターナショナル・チョコレートアワード・アメリカ大会2020-2021で金賞

PREVIOUS POST
インターナショナル・チョコレートアワード・アメリカ大...

2021.03.11

NEXT POST
ホワイトチョコレート

2021.05.10

ゆるりと届くメールマガジン

カカオやチョコレートの楽しいお話し、カカオ産地からのよもやま話などを、カカオハンター小方真弓がお届けしております。ぜひご登録ください。